あなたは、自信を持って人と会話ができていますか?相手の口臭を感じ、もしかして自分もなんて思っていませんか?原因が分かれば、口臭を防ぐことは可能です。
にんにくやニラなど食事の内容によっては、食べた食品の臭いが口臭として感じられることがあります。お酒の飲みすぎやタバコの吸い過ぎでも息が臭います。
舌苔とは、舌の表面に付着した白または黄色の苔(こけ)のようなもので、上皮細胞や細菌によって構成されます。この上皮細胞を細菌が分解するとにおいを発生させ、口臭の原因となります。
生理的口臭の原因となる歯垢が歯の表面や、歯と歯肉の間に蓄積すると唾液のカルシウムと結合し歯石を作ります。この歯石の中で歯周病菌が繁殖し、歯肉炎・歯周病・歯槽膿漏を発症させます。
結果として、口臭を発生させるメカニズムとなります。逆説的に言えば、歯肉炎等が口臭の原因の目安となるのです。
歯垢の中で虫歯菌が酸を出すと、歯がとかされ虫歯になります。虫歯になった部分は歯がスカスカになり、歯垢が再び付着します。この歯垢が付着したことによって、口臭の原因を作ります。
何らかの原因で歯の根の先に膿みがたまると、その中の細菌によって口臭を発生させることがあります。
通常、成人の1日の唾液分泌量は1.5リットルとも言われていますが、これが不足する状態(ドライマウス)ですと、唾液本来が持つ「自浄殺菌作用」が失われ、細菌が異常繁殖します。また、ph値(酸性度・アルカリ度)によって、細菌の繁殖しやすい状況が作り出され、これが口臭の原因となる場合もあります。
お口の中で起こりうるその他の原因として、カンジダ症・口腔扁平苔癬(へんぺいたいせん)・アフター性口内炎・アジソン病等があります。このような病気は、それ自体が口臭の原因であったり、お口のph値を変動させたりするような事があります。
呼吸器や消化器、代謝系に疾患がある場合にも、まれに口臭が発生する場合があります。
気管支炎や肺炎などです。タンなどが出る場合、それ自体が口臭の原因になることもあります。
胃炎や腸の働きが悪いと、食べ物が完全に消化されず、腐敗臭のようなにおいを導き出すことがあります。
糖尿病や肝臓疾患の場合、血液を通じて肺から甘いにおいが排出することがあります。
上記原因の除去となります。口臭はそれ自体の原因がはっきりしていれば、予防や解消が可能です。
この場合は、原因となる歯石の除去を中心とした治療、「PMTC」などが有効です。
歯垢は歯の表面に付着しても、歯ブラシによって落とすことはできますが、歯石はいったん付いてしまいますと、セルフケアでは落とすことができません。
虫歯の完治が必要です。きぬた歯科では、口臭外来でお越しの患者さまも、虫歯治療に関して保険での診療へ移行することができます。
歯根嚢胞の治療は、歯の根の先にたまった膿みをすべて出さなければいけません。 これにはいわゆる、神経の治療をします。
舌苔はそのものが口臭の原因となることから、歯磨き時に通常の歯ブラシや、舌ブラシなどと使って舌苔を除去することが効果的といわれています。
しかし、舌苔に含まれるにおい成分は通常、唾液によって流されるため、他人に不快と思われるほどの口臭は発生することはありません。
また舌苔を除去しようと過剰にブラシを掛けすぎると、かえって舌が傷つき、新陳代謝が促進されて舌苔が付きやすくなる場合があります。
舌苔が原因による口臭は、舌苔自体を除去するのに専念するのではなく、異常な発生原因の究明と、その根本的解決によって解消されると考えられます。
唾液の量に関して、少ないと思われる方の原因の一つに「ストレス」が考えられています。唾液分泌機能は、自律神経によって支配されるいるため、社会的要因によってこのような事が起こり得るからです。
また、上記の原因ではなく、唾液腺といわれる唾液の出る穴がつまっている場合があります。この場合、マッサージやお口の運動によって、改善させることができます。
この自臭症は、精神科領域の心因的要因として取り扱われ、患者は思い込みや自己暗示であると言われることが多いようです。しかし、自臭症は本当に思い込みや自己暗示なのでしょうか。自臭症患者は、自身が口臭を感じているのに関わらず、理解されないことに悩んでいらっしゃることが多いようです。なぜなら、口臭が全くなくなることはないからです。
口臭とは、お口から吐き出される匂いの総称で、例えば息清涼剤カプセルや洗口液でうがいをした後の、あのすっきりした香りも、実は口臭です。お口の中は、どんな人でも必ず細菌が存在するので、生命活動をする以上、口臭が全くない状態はありません。
口臭測定器による測定値が「問題ない」と出た場合、吐いた息はすぐに拡散するため、他人に不快感を与える口臭は発生しません。ところが、自臭症患者は過去の経験等から、自分の口臭が他人に不快感を与えていると思い、お口の匂いに極めて敏感であると考えられます。
このことから、口臭の断絶に務めようと、過剰なお口のお清掃(強いブラッシングや、通らない部分への無理な歯間ブラシの挿入)によって、歯肉や粘膜、舌の表面を傷つけてしまいます。傷ついた部分には、浸出液や死んでしまった細胞が多数存在し、それを栄養とする細菌が集まって、再び口臭を発生させます。
お口の匂いに過敏であればあるほど、そしてご自分の口臭に不快感を感じていればいるほど、このサイクルは加速され、口臭が悪化されるケースがあります。